田舎へ移住するなら『伊那市長谷』をまずはチェック!!

『ど田舎はいたついん』のハシヅメ(夫)です。

私たち夫婦が<長野県伊那市長谷>という田舎に移り住み、半年が経過しました。

生活する上での苦労はもちろんありますが、それでも本当にここへ移住を決めてよかったなーと思っています。

その理由は、ざっくり分けてこの5つ。

私たちが<伊那市長谷>を選んだ「推し村」ポイント

① 補助金制度が充実
② 自然がものすごく豊か
③ 移住者支援サポートが充実
④ アクセスもそんなに悪くない!
⑤ 面白いコトを「してる人」「始めようとしている人」が多い

この内容に沿って進めていきたいと思います。

長野県伊那市長谷ってどんなところ?

長谷の概念図
作成:ど田舎はいたついん 図:シルエットデザイン

中央アルプスと南アルプスに抱かれた自然と共存する街『長野県伊那市』。長谷は伊那市の端っこ、南アルプスを境にした山梨県との県境にあります。

人口1,700人ほどで、2006年の平成の大合併で「伊那市」と統合し、長谷村→伊那市長谷地区へと変わりました。

南アルプス鋸岳
奥の山は南アルプスの鋸岳

仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳を代表とする南アルプス北部の玄関口としても知られ、シーズン中は多くの登山や観光客でにぎわいます。

美和ダムの秋

長谷の集落は湖(ダム湖)の横を通るように形成されています。

この美和湖は夏場になると水上バイクなども盛んで、美しい景色が望めます。

おすすめポイント①|補助金制度が充実

補助金のイメージ
出典:PAKUTASO

伊那市の田舎移住・定住(高遠町区域・長谷区域)に対する補助金はとにかく手厚いんです。

筆者としても、制度の充実さは移住の決め手となりました。
数ある中でもわかる限りのモノを簡単にご紹介します。

住宅新築等補助金
対象地域の住宅の新築又は増改築のいずれかを行う事業に要する経費の10分の2以内を交付する。(150万円を限度とする。)

空き家取得等補助金
対象地域の空き家の取得又は増改築のいずれかを行う事業に要する経費の10分の2以内を交付する。(150万円を限度とする。)

定住助成金
(1)1世帯につき15万円(Uターン世帯にあっては10万円)
(2)中学生以下の子ども1人につき2万円を加算
(3)単身世帯又は単身者にあっては7万円
(Uターンした単身世帯又は単身者にあっては5万円)

通勤助成金
片道10キロメートルを超える1キロメートル(1キロメートル未満の端数は、切り捨てる)につき、月額300円とし、1月につき5,000円を限度とする。

出産祝金
第1子3万円、第2子5万円、第3子7万円及び、第4子以降1人につき10万円

廃屋取壊し事業補助金
対象地域の廃屋を取壊す事業に要する経費の10分の1以内(10万円を限度とする。)

引用:伊那市公式ホームページ

上記の各補助金はそれぞれ交付対象者が定められています。また対象となる地域は高遠町地域・長谷地域に限られるのでご注意ください。

「空き家取得等補助金」や「住宅新築等補助金」は本当にありがたいです!
私たち夫婦も、これから活用しようと考えています。

おすすめポイント②|自然がものすごく豊か

長谷の自然

これについては言わずもがなですが、本当に大自然の中で暮らせます。

南アルプスの麓での生活は、山好きやアウトドア好きにはたまらない!

明かりが少ないだけに星空も最高!天気の良い夜は満天の星が輝きます。

空いている農地もたくさんあるので、「これから農業をしたい!」という人も大歓迎です!

おすすめポイント③|移住者支援サポートが充実

溝口未来プロジェクト

溝口未来プロジェクト
出典:溝口未来プロジェクト

長谷の溝口区は、伊那市の「田舎暮らしモデル地域」に指定されており、そこでは地域活性化&移住支援を行なっている<溝口未来プロジェクト>というチームが活動しています。

『ど田舎はいたついん』一同も長谷に移住した際このプロジェクトの皆さまにお世話になり、今はプロジェクトメンバーとしてさまざまな活動のお手伝いをさせてもらっています。

移住の相談だけでなく、「どんな暮らししてますか?」みたいな暮らしの疑問点でもOKです!

「長谷に移住したい!」と思ったら、まずはここに連絡してみましょう!

伊那市空き家バンク
出典:伊那地域空き家バンク

伊那地域空き家バンク>は伊那市で運営している伊那市・箕輪町・南箕輪村の空き家情報サイト。

ここはとにかく情報が早くて正確!各不動産屋の空き家情報も網羅しています。

ここまで空き家情報に力を入れている市は、近隣では他にはないのではないでしょうか。

登録されている「高遠・長谷地域」の物件は、おすすめポイント①で紹介した制度を活用することもできます。条件にピッタリ合った最高の物件に出てくることもあるので、定期的にチェックしてみましょう。

おすすめポイント④|アクセスもそんなに悪くない!

アクセスのイメージ
出典:PAKUTASO

『田舎』というと、アクセスの悪さやスーパーやコンビニが遠いことがデメリットとして上げられますが、長谷は田舎の割にアクセスがとても良いです!

主要都市へのアクセス時間(クルマ移動)

東京・・・約3時間
名古屋・・・約2時間
大阪・・・約4時間
松本・・・約1時間

電車でのアクセスはいまいちですが、高速バスもそれなりの本数と価格で運行されているのでおすすめです。

コンビニ・スーパー等へのアクセス(クルマ)

コンビニ・・・約10分
スーパー・・・約10分
ガソリンスタンド・・・約10分
クリニック&診療所・・・約10〜20分圏内
大型病院・・・約30分

長谷から10分ほど移動した『高遠地区』に大体のものはあります。
スタバ、ユニクロ、電気屋なども20分圏内にありますよ♪

「全然アクセス良くなくない?」と思う方もいるかもしれませんが、この田舎度合いで、ここまでのアクセスの良さはスゴイです!!!

ちなみに、『車』は超超超必須
「家がなくても車は持っとけ!」というくらい(?)車は大事です。

市街地へ行くバスもありますが、運行数も少なく価格も高いため、あまりおすすめできません。

おすすめポイント⑤|
面白いコトを「してる人」「始めようとしている人」が多い

面白い人のイメージ
出典:PAKUTASO

ここに移住してみて、面白いコトをしようとしている人が多いなーという印象を受けました。

カメラマンやキャンプ場の経営、木工家具作り、マウンテンバイク体験、蔵を活用した宿の経営、海外からの移住などなどなどなど、本当にいろんな人達がいます。

この中からさらに化学反応が起きて、もっともっと面白いコトができていくんじゃないかなー!なんて思うほどに、スゴイ人達がいっぱい!

「勢いのある田舎」というか、そんな力強さと田舎の未来を感じました。

そういった人達と交流できる機会も結構あるので、けっこうネックでもある「移住後の繋がり」も、ここならすぐに作れちゃいますよ!

デメリットがないわけじゃない

ここまで「長谷はとっても暮らしやすいよ!」をアピールしまくってきましたが、何も不自由がないわけではありません。

暮らしてみてこんなことが気になりました。

冬がめちゃくちゃ寒い・・・

寒さのイメージ
出典:PAKUTASO

これは長野に住む上では避けては通れない壁ですね・・・。

長谷は長野県南部のため、雪はそれほど多くありません。最近は降っても20〜30㎝の雪が数回ある程度ではないでしょうか。

その代わり、空気が乾燥しているのでめちゃくちゃ寒い!!!!12月初旬で-5℃とか・・・真冬が恐怖でしかないです。

ただ、家の中の防寒対策をしっかりすれば、室内は快適に保てます。古民家などは隙間が結構あるので要注意。

冬はどうしても灯油代や電気代が結構かかってしまいます・・・。
薪ストーブの家が欲しいよー

虫がいっぱい!

虫の画像
出典:PAKUTASO

好きな人はデメリットでもなんでもないのですが、そうでない人の方が多いと圧倒的多数だと思うので。

森が近い暮らしなので仕方がないことですが、やはり虫は多いです。

カメムシ、蚊、蛾、テントウムシ、時々カブトムシなどなど、ここが昆虫王国であることは間違いありません!

ナウシカのように虫を愛する心で接すれば、そのうち気にならなくなります。

「長谷」はとても移住しやすい田舎

田舎の画像
出典:PAKUTASO

別の地域で田舎暮らしをしてきた経験のある筆者にとって、長谷への移住は「田舎暮らしのスタート」としてとても整っている環境だと感じました。

もちろん田舎暮らしはいいことばかりではありませんが、それでもここだけにしかない魅力やここだからこそ出会える人達が必ずいるはずです。

移住をお考えの方はこの記事をご参考にしていただけたら幸いです。

『ど田舎はいたついん』へもお気軽にご連絡ください♪