もくじ
2020年2月〜4月にかけて、どんなときもWiFiは大規模な通信障害を起こし、多くの人のWiFiが機能しない状態となりました。ど田舎はいたついんはこれを機に、どんなときもWiFiを解約。
新たに【ZEUS WiFi】を申し込みました。
wifi環境は私たち『ど田舎はいたついん』にとって超重要。というかWiFiがないと何もできません・・・。
伊那市長谷という”ど田舎”に引っ越してから半年間、我が家では「どんなときもWiFi」を使用してきました。
いきなり結論になってしまいますが、
田舎で使う場合は、慎重に選んだ方がいいです。
“どんなときもWiFiはメリット”がいっぱいですが、デメリットももちろんあります。
今回はそんな「どんなときもwifi」を、田舎などの地方で使用する際に気をつけたいこと、そして半年間使ってみた感じをもとにレビューしたいと思います。
田舎の使用をもとにしたレビューになりますが、都市部の方に見ていただいても参考になるかと思いますよ!
“どんなときもWiFi”って?
“どんなときもWiFi”は2019年に開始されたWiFiサービス。運営会社の株式会社グッドラックは、他にも【NEXT mobile】などの複数のWiFiサービスを提供しています。
親会社は大手通信回線代理店のオールコネクトという会社。
実績や信用について不安を抱く必要はなさそうです。
“どんなときもWiFi”の最大の特徴は、最新のWiFiサービス『クラウドWiFi』を採用していること。
まずはこのクラウドWiFiについて解説したいと思います。
『クラウドWiFi』ってなに?
クラウドWiFiとは、クラウドSIMという技術を利用したWiFiルーターのこと。通常、WiFiはSIMカードを端末に挿入することで使用できますが、クラウドWiFiはSIMカードを必要とせずネットワークにアクセスすることができます。
「じゃあクラウドSIMってなに?」ってなりますよね。このクラウドSIMがいろんな意味でスゴいんです!
クラウドSIMは、なんとトリプルキャリア対応!!・・・・
「クラウドSIM」はwifiの使用場所に応じてクラウドサーバー上の最適なSIMカード情報を自動で適用し、インターネットに接続することができるようです。
そして最大の特徴が、au・docomo・SoftBankという日本の3大キャリアネットワークに対応しているということ。
クラウドwifiであれば端末のご利用場所における電波の受信強度・通信速度の安定性などあらゆる条件を踏まえた上でクラウドサーバーに用意している複数のSIMカード(ソフトバンク・ドコモ・au)の中から最適なものを自動割当することが可能。
引用:どんなときもWiFi
引っ越ししたばかりでWiFiに悩んでいる最中、この説明文を見たときにとんでもない衝撃を受けたのを覚えています。
「WiFiの革命がきた!」
と、迷うことなく速攻で注文を決めました。
『どんなときもWiFi』を実際に使ってみた
どんなときもWiFiのルーターは『D1』という機種の一択になります。
色はゴールドとグレーの2種。契約したのがちょうどどんなときもWiFiが注目され始めたときでした。そのため、グレーは在庫切れで、いち早く欲しかったので、在庫のあるゴールドを選びました。
結果的に、ポケットWiFiは外に出すこともほとんどないので、色はあまりこだわらなくても良さそうです。
ちなみにスペックはこんな感じ
- 重量:151g
- 連続使用可能時間:12時間
- 最大通信速度:下り最大:150Mbps、上り最大:50Mbps
- サイズ:127 x 65.7 x 14.2 mm
機器は少し大きくて重い感じもありますが、モバイルWiFiとしては充分の通信速度を備えているようです。
【ここが大事】果たして田舎ではトリプルキャリアを掴むのか?
田舎ではここ最近で電波環境の水準は上がったものの、まだまだキャリアによる電波の差は大きいです。例えばドコモはバッチリ入るのに、ソフトバンクは全く入らないなど。地域によって、その違いはさまざまでしょう。
さて、ここからが重要です。
筆者が住んでいる地域の電波の強さは 【ドコモ→au→ソフトバンク】 という順番。
どんなときもWiFiが謳っている、”複数のSIMカード(ソフトバンク・ドコモ・au)の中から最適なものを自動割当することが可能”が本当ならば、ドコモの回線になるはずです。
ということで通信状況を調べてみました。
何度やってもソフトバンク回線しか掴みません・・・。
この速度でも動画を観たりする程度なら問題ないので、別にいいんだけども・・・
でもアップロードは結構時間かかるよね・・・
続いては、au電波とソフトバンク電波は超微弱で、ドコモ電波だけバリバリある実家で調査。
えええー・・・au電波(KDDI)だと?!
筆者はau回線のUQ mobileを使っているのですが、画像の左上を見るとほとんど電波がないのがわかります。
実家では何度やってもau電波しか掴みませんでした。めちゃくちゃ遅いです。
続いてはau電波は強くてソフトバンク電波は微弱な場所で調査。
もちろんドコモはバリバリ入ります。
結果はこちら
ソフトバンク回線を掴みました・・・・
電波を掴む基準はわかりませんが、とにかくソフトバンク電波を最優先で掴むように感じます。
【結論】ソフトバンクの電波があるかチェックしてから買うべし
半年間どんなときもWiFiを使ってみてわかったこと、それはソフトバンク回線の優先順位が高いということ。
ソフトバンクの電波がある場所では、しっかり機能します。
ソフトバンク電波が極度に弱いとau電波を掴む感じがします。
今のところ、ドコモ回線になった記録はありません。
なので、おそらくですが、ソフトバンク電波がない田舎では使えない可能性が非常に高いです。
まずは自分の住んでいる地域がソフトバンクの電波があるか確認しましょう!
ソフトバンクの電波エリアを確認する方法
ソフトバンクの通信エリアの確認はこちらから
検索方法はこんな感じです。
【都道府県から確認する方法】
STEP1.製品カテゴリで「iPhone」を選択する
STEP2.メーカーカテゴリで「Apple」を選択する
STEP3.機種名は、どれか好みのものを選択する
STEP4.該当する都道府県をクリックする
STEP4.サービスエリアマップで通信状況を確認する
他にもどんなときもWiFiには気になることがいくつか・・・
【気になったこと①】どんなときもWiFiルーター『D1』は画面がない・・・
D1は液晶画面がついておらず、上記のランプの点灯・点滅具合で状況を判断します。
メーカー曰く「端末は無駄を省いたスタイリッシュなデザイン」とのことですが、当初このアナログ感に少し不安を感じました。
使っていると、そのうちこのシンプルさにも慣れてきます。
【気になったこと②】常時充電は注意?突然途切れてWiFiの名前が変わった
ある日どんなときもWiFiを使っていると、突然電波が途切れWiFiに接続できなくなってしまいました。
いろいろ試してみた結果、WiFiのネットワーク接続名が変わってしまったことがわかりました。
ええええー、、、WiFiの接続名って勝手に変わるのことあるの?!
と妻が驚いていたのを覚えています。
この原因としてはそれまで常時充電していたせいかな、と思っています。
それ以降、バッテリーが無くなったとき以外は充電しないようにしているおかげか、このようなトラブルは再発していません。
【気になったこと③】寒さのせい?バッテリーがどんどん短くなってきている
どんなときもWiFiを購入した春〜秋頃にかけては、メーカーが謳っているように12時間ほどバッテリーがもったのですが、最近は9時間ぐらいで切れてしまいます。
我が家は冬になると家の中でも結構寒く(平均13度くらい)、もしかしたら寒さによるものかもしれません。
原因は定かではありませんが、寒いお家で使う方は注意です。
ちなみにデータ容量無制限でこのお値段はお手頃♪
ここまでハードの話ばかりしていました。
どんなときもWiFiの数少ないメリットは
- データ容量が無制限
今までは一日10GBまで、など制限のあるWiFiばかりでした。 - 月額3,480円〜でとってもリーズナブル
ということ!データ容量無制限でこの価格は今までにありません!!
でしたが、つい一年前までは最新だったビジネスモデルも、どうやら似たようなのがいっぱい出てきたようです。
なんか似たようなWiFiサービスがいっぱいあるぞ
“どんなときもWiFi”を検索すると、なんだか似た名前がいっぱい出てきます。
・めっちゃWiFi
・Mugen WiFi
・よくばりWiFi
・限界突破WiFi
など・・・
ここは中国か!!!!
だいたいはどんなときもWiFiのビジネスモデルと一緒で、機種も同じD1を使っているところが多いです。料金もほとんど変わらず、といったところ。
おそらく電波環境(クラウドWiFiやトリプルキャリア)に関しても、大きな差はないかと思われます。
こうなってくると、どんなときもWiFiを応援したくなってくるぞ・・・・!
手がかかる子ほど可愛い!どんなときもWiFi
こうやってなんだかんだ言っても、この”どんなときもWiFiちゃん”が、我が家のネットワークを支えてくれているのは事実です。
田舎では使い勝手がいいとは言えないかもしれません。
やっぱり工事して回線つなげるのが一番かもしれません。
それでも私たちど田舎はいたついんは
どんなときもWiFiを使い続けます!!!!
- ソフトバンクの電波があるか、とにかくこれが一番大事
- トリプルキャリアはあまり期待しない方が良い
- 寒い地域ではバッテリーが短いかも
- 工事して回線つなげられるなら、光回線が間違いない
ちなみに、基本的に田舎や山ではドコモが最強なのだ。