【秋の南アルプス山麓】伊那市長谷の見どころを巡ってみた

こんにちは。初めまして。
ご覧いただきありがとうございます。
やま」と「くらし」と「いま」を発信する雑記ブログ『ど田舎はいたついん』の夫です。
この記事がブログ第一号となります。

最初なのでちょっとだけ自己紹介を。
2019年6月、妻と共に兵庫県北部の「香美町小代」から「長野県伊那市長谷」へ移住をしました。
(”移住”とは言っても、筆者は伊那市のもうちょっと街中出身なので、実質はUターン?)
そして8月に娘が誕生し、現在は家族3人で長谷の借家に住んでいます。
いずれは『長谷』で、山や自然が好きな人が気軽に泊まれるような「宿」を営むことが目標です。

長野県伊那市『長谷』はこんなところ

長谷の風景

『長谷』は人口1,700人ほどの小さな村。
とってもとっても田舎です。
2006年の平成の大合併で「伊那市」と統合し、長谷村→伊那市長谷地区へと変わりました。
南北に伸びる「美和湖(ダム)」の東側に集落が立ち並びます。

また、南アルプスの麓としても知られており、百名山の仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳の登山口としても有名です。

今、長谷では紅葉がまっ盛りなので、景色を楽しみながら見どころを紹介していきたいと思います!

エメラルドグリーン湖と山の景色がマッチング|美和湖

美和ダムの秋

伊那市方面から国道152号を進み、長谷へ入ってすぐ右手に大きなダムが見えてきます。
これが美和湖(美和ダム)。
先月(2019年10月)の台風19号で「緊急放流」したことでも少し話題になりました。
ダムの上は歩けるようになっていて、湖を一望できるスポットになっています!

台風の爪痕はまだまだ消えない

美和ダムの秋2

元々はエメラルドグリーンの湖が広がる美和湖ですが、
台風19号以降はどうもドヨーンとしたグレーな色をしています。

また上流部は大量の倒木が押し流されており、きれいな景観とは言えない状態。
自然が年月とともに元の姿に戻してくれるのでしょうが、まだまだ長い時間が必要そうです。

営業時間/不明
定休日/なし
駐車場/あり

必ず寄ってみて!クロワッサンが絶品の道の駅|南アルプスむら

南アルプス村1

道の駅「南アルプスむら」は食堂や売店、山岳観光センターなどを有していますが、中でも人気なのが『パン屋さん』です。

南アルプス村のクロワッサン

特にクロワッサン[一個50円(税抜)]は超絶的な人気で、土日は予約をしておかないとまず買えません!!
中には100個以上注文する人もいます。

サックサクのクロワッサンにあまーい蜜が塗られ、お菓子のようにぺろっと食べれちゃいます。

平日でも結構売り切れてしまってることが多いのですが、
筆者の経験上では朝(営業スタート直後)か夕方がねらい目です!!

さらには一人3つまでクロワッサンが試食できるという、超太っ腹っぷり!!!
よくおばちゃんが3つ袋に詰め込んでいます(自分はそんな度胸ありません…さすがおばちゃん魂)
試食は出ると一瞬でなくなってしまいますが、土日でも出てることが多いのでクロワッサンを味わえるチャンスですよー!

営業時間/8:00〜17:30
定休日/パン屋のみ火曜
TEL0265-98-2968(パン屋)

道の駅のトイレが山好きにはたまらない!

南アルプス村のトイレ

2018年頃に大改修工事と共に完成したこちらのトイレ。
道の駅本館から数十メートル離れた敷地内にあります。

筆者はこのトイレがお気に入り。
友人が遊びに来て「用を足したくてたまらない!」という時は、このトイレまで連れてってあげています。

その理由がこちら!!

トイレの中

どーん!
なんとトイレの壁に山の写真が!!

なんという開放感!まるで天への誘いのよう!
道の駅内にもトイレはありますが、ぜひこちらを利用することをおすすめします。

ひっそり佇む国重要文化財|熱田神社

熱田神社

(写真は拝殿)

熱田神社は長谷総合支所(役場みたいなもの)を少し上に上がったところにあります。
尾張・熱田神宮の形影を迎えて祀った神社で、宝暦13年(1763)に再建されました。
神社内には大きなスギ(?)の木が立ち並び、凛とした空気が流れています。

必ず拝殿の裏側へ回るべし!

本殿

拝殿の裏を通ると、なにやら木の柵に囲まれたかやぶきの建物が出てきます。
一見するとなんなのかよくわからないのですが、柵の奥に目をやると、そこから本殿を見ることができます。
本殿は国重要文化財に指定されており、その特殊な建築技法と斬新で迫力のある彫刻から「伊那日光」と呼ばれています。

料金/無料
定休日/なし
駐車場/あり

南アルプスの玄関!バスで一気に山の世界へ|南アルプス林道バス乗り場

バス乗り場

美和湖の上流部を過ぎると、赤い橋が見えてきます。
この赤い橋を渡らず、東に曲がってしばらく進むと「仙流荘」と「南アルプス林道バス乗り場」が見えてきます。

この「南アルプス林道バス」は標高2,000mの北沢峠までビューンと行ってしまいます。
そこからは百名山の「仙丈ケ岳」「甲斐駒ケ岳」という名峰の登山口となっており、春〜秋のシーズンにかけて、多くの登山者でにぎわいます。

北沢峠には山小屋やテント場もありますし、下山後は仙流荘で温泉にも入れるので、登山をせず山の散策などでも楽しむことができます。

住所/長野県伊那市長谷黒河内1847-2
日帰り入浴/10時~20時30分
TEL0265-98-2312(仙流荘)

バス乗り場周辺では、南アルプス屈指の難峰と言われる「鋸岳」を望むことができます。

長谷の最奥にある菓子店|杉島ドーナツ万十「奥原菓子店」

ドーナツまんじゅうの店

山奥の長谷のさらーに奥の「杉島」という集落にあるお菓子屋さん『奥原菓子店』。
名物は看板にもデカデカと書いてある「ドーナツ万十」です。

店の中

「杉島ドーナツ万十」と名前を聞くと、どんな食べ物か想像がつかないですよね。
直径は7センチほどの食べやすい大きさで、アンコの入ったまんじゅうを油で揚げて、砂糖がまぶされています。

アンコには黒あんと白あんがあり、筆者としては白あんの方が好みでした。
甘さも絶妙で、しつこいように見えて食べやすい味になっています。

味のある店内がまたいい感じ

ドーナツまんじゅう

昔ながらのお店なので、店内もドーナツ万十くらいに味がたっぷりあります。
いたるところに人生の名言が貼られています。

これからも長く続けていってほしいですね。

住所/長野県伊那市長谷杉島1450
営業時間/8:00〜17:00
定休日/日曜日(不定休)
TEL/0265-98-2773

原風景あふれる山村『長谷』

夜は星が綺麗です!明かりがないので(笑

長谷にはまだまだ紹介しきれないほどのスポットがたくさん
そういったスポットを巡ることはもちろん観光の醍醐味ではありますが、ここでのーーんびりと過ごすだけで、田舎ならではひとときを過ごすことができます。

民宿や宿もたくさんありますので、ぜひ田舎の原風景と南アルプス山麓の大自然をお楽しみください。