楽々![GoPro HERO8]で夜景を撮ろう&スマホで画像加工法

こんにちは。ど田舎はいたついんの夫です。

私たち夫婦が住んでいる伊那市長谷から車30分ほど走らせたところに、『萱野高原(かやのこうげん)』という街並みを見下ろせる絶景スポットがあります。

出典:箕輪町観光情報

昼間にこんな大パノラマが広がっているのですから、夜になればきっと綺麗な夜景が見れるはず!

せっかくなので「写真に収めたいなー」と思ったのですが、でもスマホだとなかなかうまく撮れないし・・・かと言って、一眼レフと三脚を持ち出すのも面倒・・・

そんな時に”もしかしたら”と思い、取り出してみたのが【GoPro HERO8】です。

GoProと言えば「アクティブな動画を撮るためのカメラ」というイメージですよね。でも使ってみると、案外キレイな夜景が撮れるんです!

今回はGoPro HERO8を使った、夜景の撮影方法をご紹介したいと思います。

ゴープロ

【最新版】GOPROは<公式サイト>が断然お得!購入方法を解説

【お得な買い方アリ!】GOPRO HERO8に必要なアイテムはこれ!

GoPro HERO8&スマホ加工でこんな写真が撮れちゃう!

こちらがGoPro HERO8で撮影し、その後スマホ(iPhoneを使用)で画像加工した写真です。

・・・それに加えて、ちょーっとだけPhotoshopで整えています笑

WEB用に解像度を落としてあるので若干ボケてますが、それでもしっかり夜景&星空を捉えることができています(実際のデータはもっとクッキリ!)。

最新のスマートフォン(iphone11ProやGoogle Phone Pixel4)では、ナイトモードで夜景は綺麗に撮れそうできそうですが、ここまでの星空を撮ることは難しそうです。

今回は上記の写真をゴールに、その手順を追って説明していきたいと思います。

使用したアイテムはこの3つ

使用したアイテムは【GoPro HERO8】【三脚機能付き自撮り棒】【iPhone7 Plus】の3つ。

重量にして3つ合わせても500gに満たないほどで、超コンパクトです。

このぐらいの重さであれば、山の上に持っていっても気になりませんね。

それでは、実際に夜景&星空の撮影方法へ移っていきましょう。

①GoPro をセットする

まずはGoProと三脚を組み合わせましょう。

組み合わせたら、三脚が安定する平らな場所にセットして、GoProを撮影したい夜景に向けておきます。

三脚はしっかりしたモノでなくても、三点支持で固定できればOK

筆者は【Taisioner】のミニセルカ棒を使っています。コスパも良くておすすめですよ!

②GoProとスマホを連動させる

GoPro公式のスマホ連動アプリを使い、GoProとスマホをリンクさせます。

出典:タジマモーターコーポレーション

アプリをダウンロードしたら開いて見ましょう。

アプリを開いたら画面下の一番左のアイコンをタップ。

すると画面中央に【GoProをコントロール】が出てくるので、ここをタップしましょう。

初めて使う場合はGoProとスマホの接続テストがあります。指示に従ってやればいいだけなので、作業もあっという間にできますよ。

スマホにGoProが捉えている画像が映し出されれば連動完了です。(星空を撮る場合は画面は真っ暗かもしれませんが笑)

これにより、スマホからの遠隔操作で撮影や設定、撮影した写真の確認が可能となります。

③『夜間』モードを設定し、写真を撮ってみよう

1.画面下部にて、LIVEモード、写真モード、ビデオモード、タイムラプスモードが選べるようになっているので『写真モード』を選択しましょう。

2.その下にある『設定』ボタンをタップします。

3. 4種類ある設定の中から『夜間』モードを選び、右にあるペンのアイコンをクリックしましょう。

4.夜間モードの詳細設定画面に移ります。

5.夜景&星空を撮るために絶対にやっておく設定として
・画質(シャープネス)→ 高
に合わせておきましょう。おそらくは元々この設定になっているかと思います。

6.画像の黄色丸部分は、好みや環境(明るさ)に応じて調整していきます。
ここの調整が結構ミソになってきます!

・シャッター→5秒〜30秒
(カメラのシャッターが開放されている時間です。時間が長いほど、多くの光を取り込むことができます)
出力→RAW ロウと読みます
(簡単にいうと写真の保存形式のこと。GOPROでは.GPRというファイル形式になっています。.jpegよりも圧縮率の低い写真がデータとして残ります。スマホでは加工できませんが、photoshopなどの本格的なソフト”のみ”加工可能な高品質画像)
・ホワイトバランス → 2300K〜6500K
(色調が変わります。低いほど冷たい印象、高いほど暖かい印象の写真に)
・ISO最小、最大 → 100〜1600
(ISOとはカメラが光を捉える敏感度のこと。数値が高いほど、夜間など暗い場所で動きながら撮影するのに有効、その分画質は悪くなってしまう)

上記の設定が完了したら、右上の【完了】を押して、撮影画面へ戻りましょう。

7.写真を撮影する

赤い丸の中にある白いボタンをタップすると撮影がスタートします。

※GoPro本体のボタンでも写真を撮ることができますが、ボタンを押した時の揺れにより写真がブレてしまう可能性があるので、スマホからの遠隔操作を推奨します。

④まずはなにも設定せずに撮ってみた

まずは試しに普通の撮影でどのように撮れているかをチェックしてみましょう。

うーん・・・かなりボヤけてますね。

この状態では「綺麗な夜景」とは言えません。

⑤いろいろ設定を変えて、写真がどう変化するか試してみよう

ここからは③の5で紹介した、アングルや設定(シャッター速度、ISO、ホワイトバランスなど)を自分の好みに調整していきましょう。

設定:シャッター5秒,ISO最大200,ISO最小100,ホワイトバランス自動

この設定ではちょっと暗い印象。

クッキリして夜景は捉えられていますが、星空はほとんど見えません。

また設定を変えてみましょう。

設定:シャッター30秒,ISO最大3200,ISO最小1600,ホワイトバランス2300K

ホワイトバランスを低くしたことにより、冷たい印象の色調に変わりました。

また、シャッター速度を30秒にしたことで、星を多く捉えています。(その分、街の明かりも多くなってしまいましたが・・・)

さらに設定を変えてみましょう。

設定:シャッター15秒,ISO最大800,ISO最小400,ホワイトバランス自動

最初の写真よりも明るくなり、星も若干捉えられています。
1枚目と2枚目の写真のちょうど中間くらいの感じです。

今回は夜景+星空の写真にしたいので、この画像をベースに進めていきたいと思います。

ちょっとした設定の変化で、写真の見え方が変わってくるのがおもしろい!
いろいろ試してみよ〜

④スマホに画像を取り込んで補正していこう

これだけでは、まだまだ綺麗な写真とは言えません。

GOPROを使って、夜景&星空でいい写真を撮るためには100%画像補正が必要です!

ここからは、撮影した画像をスマホに搭載されているの画像加工ツールを使って補正していきましょう。

今回はiPhone(iOS13)に標準搭載のアプリを使います。

iPhoneのホーム画面より

筆者はiPhoneしか使ったことがないのですが、アンドロイドにも同レベルの画像加工ソフトが備わっているのではないかと思います。

iPhone以外の方も、画像の“補正項目”はどれも似ていると思うので、そこに着目して見ていただけたらと思います。

iOS13使用

1.まずはGoProで撮影した写真をiPhone本体に取り込みます。

GoProアプリでも簡単な画像補正機能はついていますが、iPhoneの方が細かい設定ができます。

2.取り込んだ画像を開き、右上の【編集】をタップします。

iOS13使用

3.一番下の3つのアイコンの中から、一番左のダイヤルのようなアイコンをタップします。

4.様々な補正項目がズラッと並んでおり、この数値を好みに応じて調整していきます。

ちなみに今回はこのような数値にしました。

・シャドウ→100
・コントラスト→30
・明るさ→12
・ブラックポイント→20
・自然な彩度→100
・暖かみ→マイナス100
・色合い→69
・シャープネス→65
・精細度→50
・ビネット→100

この設定はあくまでも一つの例。色々自分でイジってみて、お気に入りの写真にしてみましょう!

8.最後に、写真の不要な部分をトリミングしましょう。トリミングツールは画面下の3つのアイコンの一番右をタップするとできます。

GoProの夜間モードは広角レンズでの撮影がデフォルトになってしまうので、結構不要な部分が写り込んでしまいがちです。

難しい操作もなく、あっという間に夜景&星空写真が完成!

ちょっと街並みの露光が気になりますが、これで夜景写真の完成です!

撮影〜補正までの時間も、慣れてしまえば5分もかかりません。

本当にとっても簡単ですよ!

どうしても星空も入れるとなると街並みの明かりが強くなってしまうので、「夜景なら夜景!」「星空なら星空!」とメインを決めた方が良さそうですね。

本格的な画像加工ソフトを使うと一味違う雰囲気に・・・

C:\DCIM\100GOPRO\GOPR1518.GPR

ちなみに、GOPROのRAW形式の画像を、Adobe Photoshopというプロ向けの画像加工ツールを使用して補正した画像。

スマホで補正した画像とは、また一味違いますね。

Photoshopは有料アプリケーションになのでなかなか手が出せませんが、Photoshop級の無料画像補正ソフトは結構出回っています。

パソコンやこういったツールを使って写真を編集してみるのもアリですね!

GoPro HERO8で夜景撮影を楽しもう!!

なかなかハードルが高く感じてしまう夜景撮影ですが、GoPro HERO8なら専門的な知識も必要とせず、簡単に撮影してスマホで編集ができちゃいます。

GoPro HERO8で、都会の構想ビルから田舎の街並みまで、いろんな夜景シーンを楽しみましょう!

この記事のまとめ

・撮影の設定を変えるだけで写真の雰囲気が変わる。色々試してみよう!
・「夜景なら夜景」「星空なら星空」とターゲットを決めた方がいい。2つ一緒は難しい。
・GORPOの夜景写真は画像補正が大切!

この夜景の撮影地はこちら

標高1,200mの高原にある展望台。

萱野高原の「かやの荘」に車を停め、鳥居をくぐり、そこから10分ほど整備された山道を歩いたところにあります。

看板もしっかりあり、歩きやすい道なので、迷う心配はありません。
ただし、夜景を撮影する場合は、ライト&防寒着は必須。サンダルなどもなるべく避けた方が良いでしょう。

また、道中は細い山道になるので、運転に慣れていない方は控えた方が良さそうです。

初めてのGoProはレンタルもおすすめ!

「GoPro欲しいけど、失敗したらヤダな・・・」という方は、まずレンタルしてみることをおすすめします。

カメラのレンタルサービス『モノカリ』では、GoProだけでなく、最新の電子機器やドローンなどもレンタルできますよ。

旅行やイベントの際にレンタルしてみるのはいかがでしょうか。